商品解説
クルマ / オートバイ関連書籍
長く続いた本シリーズも、ここでいったん区切りを迎える。
ひとまずトリを飾るのはお待ちかねのアルファ・ロメオである。
アルファのマニュファクチュアラーズ・チャンピオンシップへの挑戦は1967年から11年間に及ぶ。
その間、ひたすら目指したのがタルガ・フローリオでの栄冠。
アルファにとっては、ルマンで優勝を勝ち取るよりも重要度が高かったのだ。
その夢は71年に実現する。チャンピオンシップの獲得はライバルがシリーズを去ったあと。
記憶に残るレースが少ないのもそのためだが、だからといってアルファの価値が下がるわけではけっしてない。
苦悩に満ちた戦いが長ければ長いほどチームの喜びはひとしおだし、応援するファンも感動するのだ。
本書ではティーポ33がいかにして勝てるマシーンになっていったか、
チームの苦悩ぶりも織り交ぜながら、アルファ・ロメオ11年の戦いを克明に説き尽くす。
読み進めれば、いつしかアルファに声援を送るあなたがいるはずだ。
(二玄社 ウェブサイトより)