商品解説
SF/アニメキャラクター(完成品・固定ポーズ)
ガメラは“バルガメ”!とおっしゃるファン諸兄は多い。
・・・所謂、男前?ハンサムなのも事実、すっきりと通った鼻筋~頭頂部へのライン。
眉の張り出し方が絶妙なバランスで、その下にキラリと光る、涼しい目?
しかし、その造形は、あまりにも絶妙で、そのままトレースしただけではそのカッコよさが全く出ない。
見る角度によっては、不細工極まりない…でもそこが良かったりするから、
原型制作には頭を抱える…結局、半年以上もの月日が…
先にバルゴン、ギャオスを発売したのは、そういった事情からでもある。
さて、映画はと言えば、ガメラ映画の特徴である“子供”が出てこない、
シリーズ中、唯一大人の映画である。
しかも舞台は、夜の神戸から大阪へ…ポートタワーは出てくるは、通天閣は出てくるは、
大阪城で決闘!琵琶湖で死闘!往年の大映映画なのである!
そこには東宝や、松竹、日活などとは全く違う空気感がある。
Geeは同じ頃の大映映画「悪名シリーズ」の大ファンでもあるが(DVDBOXも買ったし!)、
その世界に“ガメラ”が出てきても、おかしくない気がする…
ガメラ映画にあの勝新太郎が?
いや…弱きを助け、強きをくじく役回りは“ガメラ=朝吉”なのかも…
大江山酒天童子や釈迦、鯨神などを考えると、あり得たかもしれない!
…田宮二郎も…?
(かつて、自社にてガメラ・スカジャンを企画したルーツはここにある)
幼いころガメラ派、ゴジラ派という派閥があった。
(少数ではあるが、ガッパ、ギララ派も存在した)
別冊スクリーンの「大暴れ!怪獣映画大特集」は、そんな輩のリアルタイム・バイブルだったと記憶する。
当時、マルサン製ゴジラと、日東のガメラは、しばしば同じ土俵で闘っていた。
結局、「どっちが強いのか?」って事に決着がつかないのは、
パラレルワールドである事に納得する中学生になってからである…。
でも、今でも思うのである…いかすぞガメラ!がんばれガメラ!つよいぞガメラ!
(c)1966角川書店
(X Plus ウェブサイトより)